みっちー日記(平成編)

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辻村深月「かがみの孤城」の感想 2019-04-03

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おはようございます!

みっちーです。

 

今回は最近読み終わった本について書いていきます。 それではよろしくお願いします。

 

 

初めての辻村深月作品!

 

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辻村深月「かがみの孤城」。

 

実は辻村さんの作品は初めてである。正確に言えば、舞台で「スロウハイツの神様」を観たので、作品としては2作目だ。その感想は先日ブログに書いた。

motoshidaa.hatenadiary.jp

私はキャラメルボックスという劇団が好きなのだが、「スロウハイツの神様」は数多くの作品の中でも傑作だと思っている。

 

辻村深月さんに関しては、このお芝居の原作者ということで名前は知っていた。だから、まずは「スロウハイツの神様」を読んでみようと思っていた。

 

だが、辻村さんの本を探していたら、たまたま「孤城の鏡」を見つけた。

 

「孤城の鏡」は2018年の本屋大賞を受賞した作品。これは読んでみなきゃと思ったのだった。

 

さて、辻村深月さんについて。

1980年生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー。『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。他の著書に『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』など多数。

かがみの孤城 辻村深月 | ポプラ社「著者プロフィール」より引用)

 

1,980年生まれということだから、まだお若いんですね。2,012年には「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞しているということは、かなりの実力者ということだ。

 

作者のことは、作品を読み終わってから調べたのだが、この経歴は頷けた。

 

そして、「かがみの孤城」

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

 (かがみの孤城 辻村深月 | ポプラ社より引用)

 

引きこもりになってしまった主人公のこころ。あるとき自分の部屋の鏡が光り、その鏡の中に入ってしまった。

 

その先にはお城があり、中にはこころと同じような境遇の7人が集められていた・・・という不思議な設定。

 

ある意味、現実離れしたファンタジーだ。ちょっと子どもじみた話なのかなぁと読み進めていったわけだが、途中からぐいぐい話に惹きつけられてしまった。

 

 

「かがみの孤城」の感想

 

はっきり言ってすごかった!

オススメしたい本である。

 

辻村さんの書いた文章はとても読みやすく、最初から内容が頭に入りやすかった。ただ、途中まではそれほどおもしろいという印象はなかった。

 

ところが、半分を過ぎたあたりから、続きが読みたくて読みたくてしかたなくなった。だから、後半は一気読みだ。

 

何がそんなに気になったかっていうと、最初は何から何まで謎だらけのところだ。

 

なぜ7人がここに集められたのか。

この7人はどこから来たのだろうか。

そしていったい何者なのだろうか。

この城は何なのだろうか。

などなど。

 

はじめは、お互いのことを全然知らない。フルネームもわからない。どこの中学校に通っているかも知らないし、こころと同じように学校に行ってないのかということもわからない。

 

そんな知らないことが、だんだん明らかになっていく。そして知れば知るほど、もっといろんなことが知りたくなるのだ。

 

だから、最後のほうは、「これどうなるの?どうなる?」とページをめくる手が早くなってしまった。

(実際はKindleで読んでるのでスワイプする手が早くなったのだが)

 

もう、後半は怒涛の展開だった!

 

「えー、そうだったの?」の連続だ。あっと驚く新事実のあとに、またあっと驚く新事実が出てくる。辻村さんのしかけにまんまとやられた感じだ。

 

そして

 

とにかく、この作品は伏線の回収のしかたが、ものすごい

 

そう思った。

 

最後読み終わったときに、いろんなものがつながって、「ああ、そうだったのかぁ」の連続だ。読み終わっていろいろスッキリした。

 

と同時に、ストーリーが終わってしまってちょっとさみしくなったのも事実だ。

 

この本に出会えてラッキーだったなぁと思う。

 

 

最後に

 

初めての辻村作品、僭越ながら感想を書いてみた。

 

もう、私が言うまでもなく、本当に素晴らしい作品で、まわりの人にオススメしようと思う。

 

いい作品に出会えて幸せだ!

 

かがみの孤城

かがみの孤城